私は最近まで、影響を受けたサイト・書籍その2の記事で
ご紹介した頭のない方法というメソッド(?)に再び没頭してまして。
簡単に説明すると、
目の前の景色を指差して『見る』、自分の足元を指差して『見る』、腕を指差して『見る』、
最後に自分の顔を指差した時、そこには何が見えますか?という実験です。
私はどうやってもこちらを指差している指しか見る事が出来ず、
『自分の顔』といわれる物を肉眼で確認する事は出来ませんでした(笑)
写真や鏡では確認する事は出来ますが、ゼロ距離では自分の顔を確かめる事が出来ない。
当たり前じゃんとか、
は?それが何?って思う人も多いでしょうけど……。
自分の顔が見えない。
それが正解で、自分の顔がある場所は虚空なのです。
顔がある場所に手をやればすり抜けることもなく、顔と思われる物に触れますよね。
顔の質感、温もりなどを感じるからそこに顔があるんだと信じて疑わない。
でもその感覚って本当?と。
前置きが長くなりましたけど、私は「頭がない」という事を採用する事にして生きています。
で、不意に思ったんですよね。
「果たして透明なのは頭の部分だけなんだろうか?」って。
頭だけじゃなく、『私』という物や目の前に広がる現実、これも実は透明なんじゃなかろうか?と。
なんでそんな風に思ったのかは覚えてません、ただなんとなくです(笑)
視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚……
五感を過信し過ぎていると、そんな考え自体がバカバカしく思えてきますよね。
ただその「全てが透明なんじゃなかろうか?」という考えに至った時に、
ふと般若心経の意味とガッツリ合致した事にハッとしたんです。
色即是空……
苦しみもその元凶も迷いもなく、色もない、全ては形のない空なのだ。
……という仏教の教えだったかと思いますが。
何もない
私達を苦しめている『問題』も『元凶』も、そもそも『苦しみ』自体も。
見ているものも、聞こえてくるものも、匂いも、味も、触れるものも、全て幻。
『現実は幻』
達人さんたちの言葉で、飽きるほど見聞きした言葉がここに来て理解できました。
なるほど、幻です……と。
「わかったっちゅ~の!」って思ってましたが全然わかってませんでした(汗)
ただ、この「何もない」が、俗に言う『別の領域』、私でいうところの『天国』なんじゃないかと。
そしてひっかかり易いのは、
目の前に広がる『現実は幻』という言葉に『私』を除外してしまうことじゃないでしょうか。
形ある物は例外なく幻です。
『私』という形ある物も。
残るのは意識だけ。
意識=自分
『私』という物は意識の添え物であってメインではなく、メインは意識の方。
しかし、自我というのが出しゃばって、
メインは『私』で意識は添え物だと本気で思い込んでしまっていただけ。
じゃあ何のために『私』が在るのか?
……ここからは私お得意のファンタジー(要するに推測)ですが。
意識単体では『経験』は出来ません。
感情も思考もありません。
なので意識の代わりに『経験』をする為の分身として『私』がいる。
世界という分身を創り、多種多様な人間を創り、金品などあらゆる物質を創り……
『私』が存分に『経験』をする為に、細部にわたって創り上げられたのがこの現実世界。
この世界の全部、自分という意識の分身。
自分=世界というのはこういうことかと。
結局こういうことをゴチャゴチャ言われたところで、理解したところで、
目の前の問題が解決するわけじゃないじゃんって半年くらい前の私なら思ってたはずですね…ハイ。
しかし、問題を問題として扱うその態度こそが問題だったんだな……と。
何もなくて全てある、
全てを選択できるところから『問題』を取り出して『問題』に集中して取り組んでりゃ、
更なる『問題』が運ばれてくるのは当たり前。
『問題』というものを創造したのが自分なら、
『解決』というものを自分が創造できないわけがないのに。
『解決』っていうか……『問題』という事象そのものを無かったことにだって出来るかも知れないし。
なのに、別の領域的なものを信じる事が出来ずに
『私が!』って自我がしゃしゃり出て余計にややこしくなるんだよねぇ(汗)
何度も言うけど、『私』は本来の自分じゃない。
私=自分
別の領域的なもの=自分なの!
別の領域だとか潜在意識だとか、
どこか遠くにある途方もない得体の知れない何かではなくて、それこそが本当の自分!
……見事に分離してたわ~(泣)
「全てが透明なんじゃなかろうか?」
というのを採用し始めてから、『不足を疑う』というメソッド(?)の理屈も理解できました。
不足も何も……
何もないのにわざわざ不足を引っ張り出して
「ああでもない、こうでもない」と勝手に思い悩んでるのは私達ですからね?
何もないんだったらわざわざ不都合な物を引っ張り出すより、
好都合な物を選んだ方がよっぽど効率良くない?と、思う今日この頃です。
何かの参考にしていただけたら幸いです。
本日も最後まで読んでいただき有難う御座いました!
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