私は昔、アレルギーで肌が弱かったんです。
乾燥して常にカサカサだし少量だけどポツポツも出来てて、手足の毛穴は赤みが出ちゃって
お世辞にも触り心地の良いキレイな肌とは言い難い状態でした。
周りの子の肌を見ては「いいなあきれいな肌で……」と、羨ましく思っていたものです。
とはいえそれで馬鹿にするような子は周囲には誰もおらず、
それが救いで重々しく気に病んでいたわけでもありませんでした。
肌がキレイではない私としてそれが当然のように思っていたわけなんですけど、
ある日ふと肌がキレイな部分を発見しまして。
お風呂上がりで髪をタオルドライしてた時だったかな?
不意に目を向けた二の腕の内側の肌。
そこだけはポツポツもカサカサも赤みもなく白くて、
触ってみるとスベスベでやわやわで触り心地がとても良かったんです。
感動しました。
それまで自分の肌に触れて感じたことのない感触に嬉しくなって、
ずっと触っていたのをよく覚えてます。
気が付くとそこを触るのが癖になっていましたw
意識しなくてもついつい……って感じで。
そんな感じで過ごしていたら、いつの間にか他の部分の肌もキレイになって行き
今ではポツポツの部分がごく僅かになり、キレイな肌とポツポツの肌の比率が逆転しました。
キレイな肌の部分を触っていた→キレイな肌の範囲が増えた。
知らず知らずのうちにメソッドっぽいことをしてたのかも?と
つい最近になって気付きました。
へ~、キレイな部分の肌を触りまくるとキレイな肌になれるのか~!
……なんて思わないでくださいね(汗)
それはつまり
肌をキレイにしたいから、面倒くさいけどキレイな部分の肌を触るか……
って、意味不明なことを考えているようなものなので。
ここでもやっぱり内面のプロセスを見てほしいんですけど、
自分の肌をキレイにしようと思って、自分の肌を触っていたわけではないということ。
キレイな肌を触ること自体が楽しくて『快だった』ということです。
自分の肌にもこんなキレイな部分があったことがただただ嬉しかったこと。
『なる』の在り方の方が近いのかも知れません。
以前、引き寄せを知らない幼少期、ファ○コンを手に入れる。という記事を書きましたが、
内面的には同じような状態が起こっていたのだと思います。
家にファ〇コンがなかった私が、段ボールでファ〇コンを自作し毎日のように遊んでいたら
本物のファミコンを手に入れたという話をしているんですが。
ファミコンを手に入れることが目的ではなく、自分を楽しませることに没頭していたら
結果として現実がついてきた(ファミコンを手に入れた)。
肌をキレイにすることが目的ではなく、自分を愛でることに夢中になっていたら
結果として現実がついてきた(キレイな肌の範囲が増えた)。
他のメソッドも同様で、これをしたから叶う!ではなくて
メソッド自体を本気で楽しむつもりでやらないとハッキリ言って効果は期待できないです。
見返り(結果)を求めてメソッドする時、人はプロセスを疎かにします。
その時の内面は『それを得ていない私』です。
上記の私の内面と比べてみれば違いがわかるかと思います。
もう一度私の体験談を読んでいただけるとわかると思うんですが……。
見返りなんて求めていません。
なぜならプロセスの時点で満足しているからです。
『(段ボールとはいえ)ファミコンを楽しんでいる私』、『(狭い範囲だけど)キレイな肌の私』が
既にあるからです。
ここで誤解してほしくないのが、
メソッドやプロセスを楽しまなくてはならない!と、自分を脅迫することとは全然違います。
楽しまなくては意味がないのは勿論そうなんですが、
無理して楽しんだ振りをしてメソッドをしても結果は同じで意味はないです。
そうではなくて、
結果が出る前の、プロセスの時点で不足・不満がないという内面に着目して欲しいのです。
不満にばかり気を取られて『ない私』を確定し続けていくのではなくて
自分を満足させられるものは本当に『今、ない』のか?
自分を楽しませられることは本当に『今、ない』のか?を探していくことのほうが、
半信半疑で中途半端にメソッドをやるよりも効果があるような気がします。
自分を喜ばせてあげることが何よりのメソッドだと思うので。
プロセスを楽しむ=願望直結だとも思いますし。
一人ひとり同じ人がいないのと同じように、メソッドの相性だって違います。
あの人が3か月で効果が出たメソッドが、半年経っても私には効果の兆候すらない
……なんてこともザラにあるでしょう。
人の意見はあくまで人の意見であって、あなたへの答えではない(私の体験談も同じです)。
答えはあなたにしかわからない。
効果があるって多くの人が言っていたから私もやる!ではなくて
なんか楽しそうだからやってみたい!と思うかどうか?
ワクワクするならやればいいし、モヤモヤするならやらなきゃいい。
メソッド選びの時は自分の心に従ってみると良いかも知れませんよ。
では。
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