なんともない

天使 世界観

 

現実を見ろ

現実は甘くない

この世は恐ろしいものだから自衛じえいして生きていかなければならない。

目の前で何かが起これば、それに対処しなければならない……と。

 

私達は長い間ずっとそういうものだと信じて疑わずに生きていました。

対処しようとすればかえって悪化するとも知らずに。

目の前で起こる事にいちいち反応するからそれが増幅するというのに。

 

問題を解決したいなら何もしない。

気にしないのが一番

しょぱなからお気楽な回答で申し訳ないんですが事実です。

 

……注意していただきたいのは、

心の中でずっと問題について心配を抱えながら何もしないって意味ではありません。

 

問題について一切の心配をしない気にしないっていうのが重要なんです。

 

唐突に私の体験談なんですけど……。

知人の会社のもよおしに招待されて200km離れた都市へ車で遠出することになったんです。

時間に余裕をもって家を出たにもかかわらず

途中で忘れ物に気付いて帰宅したり、急な腹痛でトイレに急行したりで

余裕だったはずの時間がどんどん削られていきました。

で、どれだけ近道しようが高速道路を使おうが、到着が間に合わない!

絶体絶命、八方塞はっぽうふさがりの状況です。

 

道中、同乗者はあせったりイライラしてたりする様子が目立っていて、

私は「忘れ物もトイレもあんたのせいだよね?」と思ったけど口には出さずw

心の中でモヤモヤしてたんですけど、なんか途中でどうでもよくなっちゃってw

時間や距離なんて人間の努力でどうにも出来ないですし。

機嫌悪い奴をどうにかなだめるとかも面倒臭いし。

 

どうしようもない事について思案してる時間ほどバカ臭いものはないわって思って

機嫌の悪い同乗者や間に合わない時間の事なんか放っといて

こっちはこっちでドライブ気分を楽しもうと、気分を切り替えました。

 

 

結局どうなったかというと……間に合ったんです!

10分も余裕を持って到着しました。

高速道路を使っても45分は遅れるとgoogle mapやカーナビの予測でも出てたのに、です。

 

目的地に向かっている間、私は何もしていません。

先程も書いた通り、

時間や距離なんて人間の努力や行動でどうこうできるものでもありませんし。

ただ、「間に合わない!」という問題について心配という焦点を当てなかっただけです。

まったく気にしないで、好きなように過ごしていただけ。

「間に合っても間に合わなくてもどっちでもいい」の心境でした。

 

で……

この結果って色んな解釈が出来ると思うんですよね。

潜在意識が間に合う状況を作ってくれた!とか、

間に合う世界にパラレルシフトできた!とかね。

……でも実際、そこまで複雑な話じゃないのかも知れないと思いまして。

 

真実は「なんともない」んじゃないかと思って。

意味不明ですよね、ゴメンナサイ。

 

以前、包丁で深めに切った傷がその日のうちに消失したって話をしたと思うんですけど。

その時からずーっとモヤモヤしてたんです……。

治った?消えた?そもそも本当に切った??って。

切った瞬間の嫌な感覚と痛みも鮮明に覚えてるのに自分の記憶まで疑い出して

かなり尾を引いてたんですけど(笑)

 

前提に「なんともない」を置くと全てがしっくり来たんです。

絶対安全、絶対安心な「なんともない本来の自分」が在って、

現実は目の前で『ただ起こっているだけ』

 

映画の主人公に感情移入することはあるにせよ、

主人公が怪我をしたり失恋したりしても、あなたは「なんともない」ですよね?

……108さんや桑田さんの言葉をこすってるだけですが、本当にそのイメージなんです。

 

時間に間に合いそうにない!(ように見えてるけど)実はなんともない。

包丁で指を切っちゃった!(ように見えてるけど)実はなんともない。

落雪で生き埋めになって助けが来ない!(ように見えてるけど)実はなんともない。

恋人にフラれた~!(ように見えてるけど)実はなんともない。

鏡に写った顔がブス!(に見えてるけど)実はなんともない。

太っている(ように見えてるけど)実はなんともない。

ハゲた……(ように見えてるけど)実はなんともない。

お金に困っている(ように見えてるけど)実はなんともない。

 

目の前で起きていることがどのように見えたとして

起きていることに意識を向けずにスルーしてればいずれは消える

 

なのに、起こっていることに挑発されて

躍起になって対処しようとするからいつまでもそこに留まる。

そして「なんともない」という真実を見落とす結果になってしまう……。

 

 

誰にでも一度や二度くらいは、

心配してた事が「なんともなかった~!」って安堵した経験って、あると思うんです。

でも大抵はそのことを深く考えずに忘れちゃってる(汗)

是非思い出してください!

 

目の前のことはただ起こっているだけ。

なんの意味付けも必要なく、本当にただ起こっているだけ。

真実はなんともない

108さんの言っている「何も起こってない」の真意は、こういうことなんじゃないかな?

って、勝手に思ってますw

 

目の前で起きている状況が気に入らなければスルー推奨すいしょう

イウォーク師匠の「はいはい、現実ワロスww」です(笑)

現実は幻とか現実無視とか、達人さん方の言ってる通りだな……と、改めて思います。

 

楽しい事だけ楽しんで、問題はスルー。

人生は苦しむためにあるわけじゃないんだから。

苦しみに焦点を当てて長引かせなければいいだけです。

大層な事が起こっているように見えても「なんともない」んだから!

この世に生きてる限り例外はないんです。

 

問題を解決したければ、気にしない。

叶えたければ、求めない。

求めるって姿勢は「対処する」のと同じ姿勢なので。

 

気にしないという姿勢が「なんともない自分」に戻る鍵なんじゃないかな?

なんて思っている今日この頃です。

 

参考にしていただけたら幸いです。

 

 

 

本日も最後まで読んでいただきまして有難う御座いました。

 

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